Samara Joy/Linger Awhile/Verve/2022,USA
Sarah Vaughan International Jazz Vocal Competition2019で優勝し一躍注目を集め、「規格外の才能、天が授けたヴェルベット・ヴォイスを持つ21才の新人シンガー」と賞賛され、若干22歳にして'Verve'レーベルと契約し、そのRich,Velvetyな声と歌唱力で一気にジャズ・ヴォーカルのスターになろうとしている Samara Joyのセカンドアルバム。
'Sarah Vaughanの再来'と言われる程、歌唱力は抜群で、ジャズ周辺の音楽・ポップスなどとの融合ではなく、歴史的なジャズを踏襲しつつも新しいジャズにアップデートした「2020年代型」とも言える歌は、ジャズ・ボーカル界、ジャズ界に新しい風を吹かせています。同年代の Emmet Cohen,Veronica Swiftらとともにアメリカ・ジャズが今一度世界のジャズを牽引していっています。
Samara JoyがPurchase College,The State University of New Yorkでジャズを学んだということですが、Purchase Collegeで講師を務めたのが大物ドラム奏者 'Kenny Washington'や注目されている超絶テクニック・ギタリストの'Pascale Grasso'だったらしく、Samara Joyの初リーダー・アルバムから二人が参加しています。
選曲はジャズのスタンダード中心で、Ernestine Andersonが1955年のGigi Gryceのアルバムで歌った'Social Call'、ヴォーカリーズでの1947年Fats Navarroの'Nostalgia'、1952年Lester Youngの'I'm Comfessin''などモダンジャズの有名曲も取り入れています。 'Round Midnight'では3管も加わっています。(Dec, 2022/Jan, 2024)
Musicians
Samara Joy;Vo/Ben Paterson;P/David Wong;B/Kenny Washington;Ds/Pasquale Grasso;G/Kendric McCallister;Ts/Terell Stafford;Tp,Flugelhorn/Donavan Austin;Tb
Songs
01 Can't Get Out of This Mood 03:42
02 Guess Who I Saw Today 04:10
03 Nostalgia (The Day I Knew) 03:30
04 Sweet Pumpkin 03:54
05 Misty 04:54
06 Social Call 04:31
07 I'm Confessin' (That I Love You) 05:05
08 Linger Awhile 01:48
09 'Round Midnight 05:43
10 Someone To Watch Over Me 04:03